恵比寿会「ぬか喜びの宴」-日本の就活を考える会

先日、恵比寿会で「ぬか喜びの宴」を催しました。

そこでは「なんのこれしき」執筆者であるAsooさんとMasaさんが初顔合わせなど、いろいろご紹介したいお話もありますがまずは、恵比寿会のご紹介をします。

恵比寿会といっても、facebook上にグループがつくってあるだけでして会則も会員資格も会費もないユルユルの集まりですが、なかなかユニークなメンバーが15人ほど揃っています。会員募集中ですのでご興味があれば声をかけてください。厳正な審査の上ご入会いただきます。

WineWine / Dinner Series

恵比寿会の発端は、昨年、就職が厳しかったことを受けて経済産業省が実施した「新卒者就職応援プロジェクト」です。これは就職できなかった学生に半年間のインターンシップの機会を与えるために補助金をつける制度ですが、私のところにも参加企業を紹介してくださいという依頼が来ましたので数社ご紹介しました。

そこで出会った就職できなかった新卒者たちの大半は、私には就職できた人たちと資質的には大きく差はないように見えました。敢えて言えば少しおっとりしており、アピールが弱いのかなとも思いますが、それが就職後のパフォーマンスに大きくマイナスになる要素とはとても思えません。

先日もそのとき一人採用していただいた企業の社長にお目にかかる機会があり、その後の仕事ぶりなど伺いましたところ、非常に優秀で頑張っているそうです。その社長は以前一部上場企業の役員でしたが、初めて彼に会ったときから「もし前の会社で彼が役員面接に来たら採用していた」とおっしゃるぐらいで、むしろ「なぜ彼が20社も面接を受けてことごとく落ちたか分からない」そうです。

私は現在大学生とも接していますし、企業の人事の皆さんには昔からお世話になっていますので「採用・就職」両面に関わりを持っていますが、どっちから見てもはなはだ問題の多いシステムです。国民経済的にも毎年大変なロスを生んでいます。就職活動の半分でもボランティアに置き換えられたらどんなに素晴らしいでしょう。

さて、「新卒者就職応援プロジェクト」が半年たってどうなったかというと、インターン4988人のうち就職したのは1831人(就職率36.7%)。つまり2/3は就職できませんでした。これは本人の問題よりも制度そのものや受け入れ側の企業の事情も大きかったのではないかと思います。もちろんこれは全体のごく一部であり、就職できなかった学生は数万人います。

そこで、その過程で知り合った数名のインターンのうち、就職に至らなかった連中を元気づけようと、昨年の10月「インターン卒業祝」の飲み会を開催しました。就職できなかったインターンだけ集めても盛り上がらないので、30代中心にバリバリのビジネスマンを呼んで開催しました。就活者には「こんな風になればいいのか」という教科書には書いていない生のお手本に直接触れさせることと、バリバリ諸氏には「支援やアドバイスをよろしく」という思いを込めた会でした。たまたま恵比寿で開いたので「恵比寿会」と、いつも通りの安直なネーミングです。

その中の一人がこのたび、バリバリ諸氏の強力なバックアップで自衛隊の幹部候補の一次試験に受かったので、二次試験に落ちる前にお祝いしてしまえということで「ぬか喜びの宴」を開催したわけです。

一次会のミーティング会場には新宿にあるカフェガクトのミーティングルームをコーヒーまで付けて無料提供いただき(小川社長ありがとうございます)、バリバリ諸氏も多忙な中多数駆けつけてくれました。

http://cafe-gakuto.com/

もちろん、まだ何も答えも成果も出ていません。しかし、何もしないよりはマシですし、何かをすれば学べることは沢山あり、つながる人は沢山出てきます。草の根活動をバカにはできません。大企業や政府がやってもうまくいかないことだらけなのですから。ボチボチ行きましょう。

ブログ執筆者執筆者:堀口 卓志

(株)ドラゴン・ラボラトリーズ代表。
なんのこれしき仕掛人。

 

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