第30回 「アフリカの大きさ」

今回はルワンダに戻ってきて書いております。

アフリカ西部でエボラ出血熱病が猛威を振るっていますので、日本も含め世界的にアフリカのイメージが悪化しているとの懸念が広がっています。 日本では遠い昔に絶滅されていたデング熱が流行ったこともあり、熱帯性の病気がクローズアップされています。そのこともあり、今現在日本(また世界の先進国)で見るアフリカ関連のニュースはエボラ出血熱関連がほとんどなのではないでしょうか。

西アフリカでのエボラ出血熱はコントロール不能状況が非常に危惧されていなかで頑張っておられる医療関係の皆様には本当に頭が下がります。ここルワンダでも発症国から渡航してくる人には入国制限がかかっています。また、全ての到着するお客さんの体温を測り37.5℃以上の体温があると入国拒否になるとの事で、かなり警戒をしているのは確かです。

私も出発前にルワンダは大丈夫なのとよく聞かれました。実際には西アフリカからルワンダに直接乗り入れている飛行機はまだ限られております。しかも、西アフリカへの直行便は発症例が出たナイジェリアは別として、象牙海岸、ガーナ、カメルーンという未だ発症例が出ていない国への便しかありません。そのため、リスクとしては多分飛行機の便数が格段に多いヨーロッパや中東の方が高いと思うのですが、同じアフリカという事で皆さん不安に思っているようでした。

マスコミなどではいつも「アフリカが」とひとくくりに言われますので、アフリカの本当の大きさがピンと来ない方も多いかと思われますが、実際に地図を見ると例えばルワンダの首都キガリからリベリアの首都モンロビアまでは約4500km離れています。その距離は日本からミャンマーと同程度ですし、リベリアからフランスの首都のパリとも同程度です。 こういって説明すると皆さんわかってくださるのですが、例えばミャンマーで流行った病気が日本ですぐに拡散するかというと、必ずしもそうではない事を理解してもらえます。

幸いクリエーティブ・コモンズライセンスが付いたアフリカに他の国を当てはめた地図が有ったので、ご紹介したいと思います。

The true size of Africa

The true size of Africa

The true size of Africa (Creative Commons)
http://static02.mediaite.com/geekosystem/uploads/2010/10/true-size-of-africa.jpg

この地図を見るとお分かりになると思われますが、アフリカは非常に広大な大陸で、東西南北とかなりの距離があります。 大きく分けて、サハラ砂漠と以北、東アフリカと西アフリカ、南部アフリカとその他の地域では民族のみならず、言語(一説によると母語としては3000種類以上あるそうです)そして社会風俗がかなり違っています。そして前にもお話したように、特に人々の気風がかなり違っています。

私も正直このように説明されている地図を見て改めてアフリカ大陸の大きさに気が付かされました。そういった意味でアフリカとひとくくりに説明してしまうのは非常に問題があり、私も気をつけなくてはいけないと思いました。

話題が一気にルワンダに飛ぶのですが、来る9月30日(火曜日)に、在日本ルワンダ大使館とJCCP M株式会社様との共催で、「The Entrance of Africa, Rwanda」と題してのビジネス・セミナーが開催されます。以下ルワンダ大使館上にあった紹介文を引用させていただきます、「(The Entrance of Africa, Rwandaセミナー」はアフリカ市場の入り口としてのルワンダ市場に焦点を当て、JCCP M株式会社から代表及び取締役、また、一橋大学イノベーション研究センター教授の米倉誠一郎先生、そして駐日ルワンダ共和国大使をスピーカーとして迎えそ れぞれ違った観点からルワンダのビジネス環境の現状を紐解き、ビジネス展開する上での必須情報などをお伝えいたします。)」 との事です。

定員数が限られているため、事前申込が必要との事ですが、もしこのブログ等を読まれてルワンダにご興味いただいた方がおられましたらご参加いただけると、アフリカ大陸の入り口としてのルワンダのポジションが解るかと思われます。参加についてのお申し込みや詳細は、是非JCCP M株式会社様ホームページをご参照していただければ幸いです。

これ以外にも、神戸にて在ルワンダ日本大使を中心にしたルワンダ・セミナー(講演)が10月後半に予定されております。 こちらの情報も、日にち等の確定が出来次第是非皆様にお伝えして、是非もっとルワンダの事を皆様に知っていただきといと思っております。

 

ブログ執筆者執筆者:山中敦之

阪神大震災の際に情報通信技術が災害復興に役立つ経験をして以来、モンゴルを始め世界中色々なところで情報通信技術を国や社会の開発に役立てる活動を行う。2010年初頭よりアフリカのルワンダで情報通信技術の政策アドバイザーをしています。

アフリカは過去に何回か短期出張で来ましたが、長期滞在は千の丘の国であるルワンダが初めてです。自分より日本人ぽいルワンダ人に時に戸惑いつつも、情報通信技術を使った社会・経済発展を進めるべく奮闘中。ルワンダだけでなく近隣国を含め、日本からはまだ遠いアフリカのことを少しでもご紹介できたら良いかと思っております。

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